40:名無しNIPPER[saga]
2019/07/01(月) 22:36:44.01 ID:lCVrPTby0
全校集会の直後、ムギセンパイは職員室へ足を運び、自ら犯行を名乗り出た。
超能力のくだりを巧妙に隠しながらも、侵入時刻や鯉の様子など、細部に渡り犯行の全てを自供した。
ところが先生たちはムギセンパイの供述を一笑に付した。
成績優秀品行方正、先生の評価も高いムギセンパイが、そんなアホなことをするなんて、だれも信じるわけがない。
あるひとりを除いて。
軽音部の顧問であるさわ子先生。
さわ子先生だけがもしやと考え、後日ムギセンパイの家を訪れた。
案の定とも言うべきか、先生がそこで見たのは、広々とした池で悠々と泳ぐ不気味な人面魚だった。
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