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2019/07/24(水) 23:06:46.51 ID:IofAfu2n0
次の日 鎮守府
おじいちゃん提督「ふむそろそろ休憩にするか」
Commandant Teste「そうですね」
おじいちゃん提督「今日は...」
Commandant Teste「紅茶、砂糖は一個、ミルクは少し」
おじいちゃん提督「うちのかみさん思い出すよ」
Commandant Teste「もう何年もいっしょですから」
ガチャ
夕雲「提督? お時間あるかしら?」
おじいちゃん提督「ん? 夕雲か、今ちょうどあいたところだ」
夕雲「あの... これ、受け取っていただけますか?」
Commandant Teste「まあ!」
おじいちゃん提督「?」
おじいちゃん提督「これは!」
夕雲「今日は提督が着任した日よ、お祝いしたくて」
おじいちゃん提督「おおこれは嬉しいのう! どれ、鏡でも...」
Commandant Teste「お似合いですよ、提督」
夕雲「よりかっこよくなったわ」
おじいちゃん提督「ふむ! 向こうにいるかみさんに見せたらきっと驚くな」
夕雲「...提督」
おじいちゃん提督「なんじゃ?」
夕雲「私じゃダメかしら」
おじいちゃん提督「?」
夕雲「着任した時... 奥様が亡くなって提督がひどく落ち込んでるのをみて... 私何故だかあなたのそばにいてあげたいって思ったの」
夕雲「今でも時折あなたは暗い影を見せてる気がするの」
夕雲「一人で考えたわ、この気持ちはなんだろう ずっと一緒に居たいし居てあげたい...」
おじいちゃん提督「...」
夕雲「お願い」
夕雲「今すぐ私にキスして」
おじいちゃん提督「...夕雲」
夕雲「!!」
おじいちゃん提督「ワシにとってはな、カミさん以上にいい女はこの世にいないと思ってる」
夕雲「...」
おじいちゃん提督「ワシの中じゃ、愛する人はただ1人なんじゃ」
おじいちゃん提督「だからその気持ちは受け取れん」
夕雲「そうね... やっぱりそうだと思ったわ...」
おじいちゃん提督「...」
夕雲(それに...)
Commandant Teste「...」
おじいちゃん提督「...」
夕雲(コマさんにも勝てないもの...)
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