男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 3スレ目
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334: ◆YySYGxxFkU[saga]
2019/10/02(水) 23:58:28.45 ID:Epl7oFYc0



女「あれは一年くらい前のことだったかな」

女「あのころの私は誰からも好かれようと必死だった」

女「……いや、誰かから嫌われることに怯えていたんだと思う」



男(嫌われることに怯える……人間関係を気にしなかった俺とは真逆で、普通にありふれた思い)



女「とにかく八方美人で会う人に合わせて仮面を付け替えて……ついさっきと全く反対の考えを言っていることもよくあることだった」

女「でも当然のことだけど、そんな一貫性の無い人は嫌われやすくて……私何しているんだろうな、って悩んでばかりだった」



男(今でこそ学級委員長を務めて教室の人気者の女だが、昔はそうではなかったらしい)



女「そんなときのこと、私はしょぼくれながら教室を歩いていて、ちょうど男君の席の前を通りかかった」

女「男君は本を読んでいて全くこっちに注意を払っていない様子だった」

女「私もそのころは……失礼かもしれないけど男君のことは全然眼中になかった」

女「……いや、ちょっと違うかな。いつも独りでいる男君の姿にこうはなりたくないって思っていた」



男(女は申し訳なさそうに言うが、別に普通の感情だと思う)

男(孤独が一般的に避けたいことなのは俺にだって分かっている)




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