男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 3スレ目
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286: ◆YySYGxxFkU[saga]
2019/09/25(水) 00:23:58.73 ID:grGVkp1N0





女友(結論から言うと宝玉は研究室から持ち出されていなかったのです)

女友(魔族は宝玉を研究室の中の見つからない場所に隠し、研究員一人の姿を消させてそいつが持って逃げたのだと外に注意を向けさせて、ほとぼりが冷めた頃に宝玉を持って逃げるつもりでした)





女友(さて、一人姿を消させるといっても密室からどうやって姿を消したのかという話です)

女友(簡単なことでした……魔族は最初から一人二役を演じていたのです)



女友(二交代制の表の時間で働く研究員Aと裏の時間で働く研究員B)

女友(どちらも魔族が変身した者でした)



女友(そうです、消えた人間は一人ではなく二人だったのです)

女友(危うくAという最初から存在しない幻像を追い続けて騙されるところでした)



女友(私がそれに気づけたのも思えばAとBが一度も同じ場所に姿を現して無いことに気付いたからです。見事な探偵っぷりでしょう)



女友(そして魔族を追いつめて、宝玉をどこに隠したか吐き出させて……事件の解決です)

女友(武闘大会の時は『変身』スキルに煮え湯を飲まされましたが、今回はしっかり見抜くことが出来ました)



女友(残念ながら最後は逃げられて身柄の確保は出来ませんでしたが、魔族の悔しげな顔は、思い浮かべるだけでご飯三杯いけそうです)

女友(女が帰ってきたら武勇伝として今日の顛末を聞かせることにしましょう)




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