男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 3スレ目
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106: ◆YySYGxxFkU[saga]
2019/07/13(土) 22:03:40.13 ID:iXuWKk1I0



姫「本当に、本当に申し訳なかった」

姫「どれだけ言葉を尽くしても許せないじゃろう」

姫「責任を取って辞めろという声も当然分かる――」



男(と、そこで姫が身体を起こす)



姫「じゃが辞めるつもりはない。責任を取るつもりが無いわけではなく、逆にここで辞めては無責任だからじゃ」

姫「余のせいで傾いた独裁都市を、余の手で立て直してこそ責任を取ったと言えるじゃろう」



姫「もちろんそれを気にくわなく思う者もおるじゃろう。じゃから余がこの独裁都市のトップとしてふさわしいかは民に直接問う」

姫「定期的に投票を行い、民の半数が余のことをふさわしくないと出た時点で即刻余はこの座から降りる」

姫「余は気づいたんじゃ。この独裁都市を愛していることを。先代、余の母のように独裁都市を今度こそ導いてみせる」



姫「余がワガママ姫と呼ばれているのは知っておる」

姫「そしてこれが余の生涯最後のワガママじゃ、どうか聞き入れてもらえるとありがたい」



男(姫は正面を力強いまなざしで見ながらそこまで言い切ると再び頭を地面に付けた)




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