6:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:37:09.68 ID:lQC6ORQF0
「む〜……。今回は繰り返すごとに一分ずつズレてるのかなぁ?」
「え? 神様が来てくれてから結構お喋りしてましたよ」
7:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:38:42.09 ID:lQC6ORQF0
「しかしここまで何度も繰り返して、日付が変わる直前まで
貴女しか思い出せないとなるとつまりそれは――」
「つまりそれは?」
8:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:39:59.36 ID:lQC6ORQF0
「世界では無くて今日ですけど」流石にその規模のやり直しは結構面倒くさいのです。
「大丈夫です、憂うなかれ! 思い出せなかった時はその時で、
今日という時点において人類の歴史が止まってしまうだけですから。
9:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:41:22.90 ID:lQC6ORQF0
夜が朝へと変わっていきます。
世界が昨日へと戻って行きます。
10:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:42:07.48 ID:lQC6ORQF0
===
「春日、未来さんですよね! ――本物だぁ! 私、貴女のファンなんです!」
と、劇場へ向かってる途中で話しかけられた。
11:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:42:44.05 ID:lQC6ORQF0
「もしかして今から劇場ですか? あ、それともやっぱり学校に」
「劇場です! 今日は朝からお仕事がある予定で」
12:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:43:38.47 ID:lQC6ORQF0
「でへへ〜、いやぁ、そんなことは。
……レッスンとか楽しいですし、何よりファンの皆さんに笑顔を届ける為ですし!」
言って、私は差し出された握手に心良く応じた。
13:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:44:45.99 ID:lQC6ORQF0
それは所謂サイコロキャラメルで。
受け取りながらファンの人にも見覚えがあるなって感じちゃって。
14:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:45:26.90 ID:lQC6ORQF0
「なのにこんなモノぐらいしか渡せないで。おやつ時にでも食べて下さい」
「あ……いえっ! ありがとうございます!」
15:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:46:30.98 ID:lQC6ORQF0
「おはよう未来。今来たトコか?」
そんなこんなで立ち止まっているとプロデューサーさんと鉢合わせる。
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