1: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2019/06/28(金) 21:31:34.03 ID:lQC6ORQF0
ははは、はーんあん。
ははは、はーんあん。
文字に書き起こすと鳴き声はまさにそんな感じで。
あ、鳴き声じゃなくて泣き声ですね。
とにかく、私が呼びだされた時にははは、はーんあん。
「静かに!」
ぴっ、と彼女の動きが止まり、私はコホン! と神々しく咳ばらいをついて言ったのです。
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2:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:32:59.36 ID:lQC6ORQF0
「心配せずとも大方の事情は分かっています。ズバリ、今日は貴女の生まれて来た日だった」
「そっ、それは、それ、そうですけど。……私、そういうこと話しましたっけ?」
3:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:33:40.04 ID:lQC6ORQF0
言って、私は錫杖で床を鳴らしました。
おっと違う。錫杖で床をつつきました。
4:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:35:21.12 ID:lQC6ORQF0
「それでその、手に余る問題と言うのがですね。
そうして繰り返し検証を行った結果、貴女が自分の誕生日を忘れてしまっていたように、
5:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:35:56.77 ID:lQC6ORQF0
「さて……。それで、今は汝ですか?」
「午後十一時二十二分です!」
6:名無しNIPPER[sage]
2019/06/28(金) 21:37:09.68 ID:lQC6ORQF0
「む〜……。今回は繰り返すごとに一分ずつズレてるのかなぁ?」
「え? 神様が来てくれてから結構お喋りしてましたよ」
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