キョン「ぐえっ! な、何しやがる!?」ハルヒ「キョンの喉仏、捕まえた!」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/26(水) 21:20:18.61 ID:F2H4nCm2O
「そろそろ、帰るか」
「あ、待って。今、飲んじゃうから」

促すと、ハルヒはココアをガブ飲みした。
それに釣られるように、コーヒーを飲み干す。
そんな俺を見てハルヒは慌てて喉仏を触った。

「もう! 飲むなら飲むって言いなさいよ!」
「そんなに俺の喉仏が気になるか?」
「実に興味深いわ。秘めたる力がありそう!」

断言してもいいが、そんなものはない。

「あんたは自分の身体の機能を熟知してる?」
「医学的なことまでは流石にわからん」
「そらみなさい。人体にはまだまだ未解明なことが多いのよ。だからきっと、喉仏にも不思議な力がある筈だわ。間違いなくね!」

あまり断言しないで頂きたい。
自分が知らないだけで、お前にはそれこそ、秘めたる願望を実現する力があるのだから。

「たとえば、そうね……」
「おい、ハルヒ。頼むからそれ以上考えるな」

だから喉仏に備わる新しい機能を模索し始めたハルヒを俺は慌てて止めようとしたの、だが。

「ここを押したらうんちがしたくなるとか!」

時既に遅く、俺の喉仏に新たな力が、宿った。


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