40: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 04:07:06.91 ID:v/g2u2sn0
番組が始まった。
店内のあちらこちらで歓声が上がる。それを見て佐竹さんは恥ずかしそうにしていた。
まあ、僕の初恋は実らなかったわけだけれど、今はこれでよかったんじゃないかなと思っている。
結局佐竹さんに一度も思いを伝えることなく終わり、ただの同級生、常連客といった関係までだったわけだけど、そこで終わってしまったからこそ、今でもこうして親しい関係を続けていられるのだと思う。
だからこうして純粋にアイドル、佐竹美奈子を応援することもできる。
番組が始まった。店内のあちらこちらで歓声が上がる。
ちょうど佐竹さんが僕とおじさんの料理を持ってきたところで、佐竹さんは恥ずかしがっていた。
運ばれてきたチャーハンは相変わらずの量だった。
「え、えへへ……ぜんぜん慣れないなあ…」
照れ臭そうに佐竹さんは言うけど顔は嬉しそうだった。
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