【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part3
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99:名無しNIPPER[saga]
2019/07/13(土) 22:56:35.23 ID:eOyMEh1U0
帰港したリヒトたちは、規制線をすり抜けてハンガーへと向かう。既にゲートは閉じられているので、宇宙服は必要無い。

待機するARMが見える位置に着くと、担架で運ばれるリーネとボァブが見えた。

「お帰り。火星旅行は楽しかったかしら?」

レオにもたれ掛かるクロエは、そんなことを言う。レオは軽く手を挙げて応対した。

「事情を説明してくれ。いったい、何があったんだ?」

「テロリストよ。それも、私たちだけを狙った、ね」

「思い当たる節が無い!」

「いや、あんだろうよ」

リヒトの否定に、普段と変わらない態度でレオの言葉が被さる。

「リヒトさ、人を殺してる自覚はあるだろ?アームに乗って、軍艦やアームを墜としてるんだからさ」

「何人死んでるか、それは分からないけど。恨みを持つ人だっているだろうさ」

「家族を殺した(奪った)アームのパイロットに、な」

むぐ、とリヒトは押し黙った。そう言われると、何も反論出来ない。

「ま、リヒトが気にすることはねぇよ。奴らは全滅…敗北したんだから。もう何も起きない」

「済んだことを気にしてもしょうがないでしょ。私は寝るわ」

お休みと言おうとしたところで、クロエが固まる。そして、レオから離れてふわり、と浮いた。

身動ぎするでもなく、受け身を取るでもなく。壁に激突する直前で、リヒトが抱き留めた。

「きゅ、救急車!救急車ーッ!」

めでたく、クロエとボァブ、リーネに、即日入院が言い渡されることになった。


ノア改装終了まで残り 三週間

↓2 自由安価。


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