【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part3
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111:名無しNIPPER[saga]
2019/07/13(土) 23:55:44.32 ID:eOyMEh1U0
ポチッ。

無心で画面をタップした結果、選ばれたのはリーネでした。

「…まぁ、まだ子供だもんね。今は13だっけ…14だっけ…。憶えてないや」

リーネのいる部屋に向かうと、何やら軍服を着た青年がうろうろしていた。

「何してんだ」

「いだだだだだだだだ!!!!」

一瞬で拘束し、腕挫十字固めを極めるリヒト。堪らず、青年は床をタップする。

「答えたら解放するんで」

「リーネのお見舞いですあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!!痛い痛い痛い!本当に折れる!!!」

「何でここにいるって知ってんだお前ァ!」

「知り合いがここで働いてるんですよぉぉぉぉぁぁぁぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「プライバシー侵害じゃあねえか!!!」

「五月蝿いです…。せっかく、気持ち良く寝てたのに…」

「………」

扉を開け、床に転がっている二人を見たリーネ。青年の方に視線を向けた瞬間、パチパチと火花が散る音がした。

「あ、リーネ。これどうする?」

「捨ててください」

「かしこまりましたー」

「ちょっとぉ!!?!?!せめて話だけでもさせてくれよぉ!!」

「話すことなんて何もないです。目障りなので消えてください」

リーネのその態度を見て、リヒトも漸く納得した。コイツがあの、件の糞野郎か。

「あんたか!『リーネを置いて逃げたくせに、後になって『ずっと心配していた』とか嘯く糞野郎』ってのは!!!」

「滅茶苦茶酷い言われようだけど言い返せない!!!!!」

「…喧しいので、入ってください。そこの屑も」

「「はい」」

リーネの電撃が、二人の髪を散らした。ここは、従った方が吉だ。そう考えた二人は、赤べこのように首を振った。


↓3までに何を聞くか。


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