ペコリーヌ「ようやくキャルちゃんが帰ってきてくれました!」 キャル「う〜……」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/06/23(日) 23:55:59.80 ID:A1IEyzxD0
ペコリーヌ「ついにキャルちゃんが魔物料理を笑顔で食べてくれました〜♪ うわぁい☆ やったやったぁ〜♪」
コッコロ「涙目で、あるいは苦虫を噛み潰したようなお顔で苦虫を食べていた、あのキャルさまが……」
キャル「思えばあたしも散々な目に遭ってきたのね……」
キャル「売りものになってるような魔物の肉が、贅沢品にすら思えるような……。うぅ〜……思い出したら鳥肌がたってきちゃったわ……!」
ペコリーヌ「キャルちゃんっ♪ ぎゅーっ☆」
キャル「あははっ。キライだったものが好きに変わるのって、結構いいもんよね〜。あんたの強引さも案外役に立つじゃない?」
コッコロ「今後も少しずつ慣れていけるとよいですね。具体的には、見た目がおぞましいものなどに」
キャル「そ、そうね……。あんたたちが毒味したあとなら……う〜ん、でもやっぱり……」
ペコリーヌ「いつでも背中を押しますよ♪ ドーンと崖から飛び降りちゃいましょう☆ もちろん、わたしも一緒です♪」
コッコロ「でしたら、わたくしは落下地点でお二人を受け止めましょう。最後は笑顔で終われるように」
キャル「あたしは崖から飛び降りる前提か! あたしの意思はどこ行ったのよぉ……」
ペコリーヌ「わたしは自力で着地できますから、コッコロちゃんはキャルちゃんをキャッチしてあげてください☆」
コッコロ「では主さまがペコリーヌさまを……おや? 逆の方が安心なのでは?」
キャル「……『陛下』にも、いつか。いつか知ってほしいな……」
ペコリーヌ「キャルちゃん?」
キャル「ううん、なんでもない。それよりペコリーヌ? どうせ挑戦するなら、あたしは崖より海がいいわ♪」
コッコロ「ふふ。今年の夏も、また全員で海へ行きたいですね。昨年はひと騒動ありましたが、今も胸にきらめく大切な思い出となりました」
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