7: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/06/23(日) 00:51:32.98 ID:+nuVNca90
エリカ「え……?何、あれ」
エリカ「アンタが書いたんじゃないの?」
エリカ「ち、違うわよ!?私が来た時にはあんなの書いてなかったわ!!」
エリカ「どうだか。私を混乱させようとしてるんじゃないの?」
エリカ「だから違うってばっ!!」
エリカ「私もっ!!何も書いてない黒板を見てたわっ!!入ってきた時、視界に入ってた!!」
エリカ「……」
エリカ「ほ、ほら」
エリカ「……アンタたちがグルだって可能性も……」
エリカ「疑り深いわね……何をどうグルになったらこんな変な教室にあなたを呼び出せるのよ。そもそも、あなた達が入ってきた扉も、いつのまにか消えてるし……どうできるってのよ」
エリカ「それは……」
エリカ「あの、とりあえず一旦落ち着きましょう?ほら、あの黒板の文字、何か意味があるかもしれないわ。そっくりな私たちがこんなところにいきなり呼び出された理由がわかるかも」
エリカ「言い争うにしても、情報を揃えてからにしましょうよ」
エリカ「……わかったわ。それじゃあ、あの黒板の文字は一体どういう意味なのかしら?」
エリカ「パラレル?対談会?」
エリカ「これだけじゃなんの事かわからないわね―――え?」
エリカ「そもそも、この教室は何なの?なんで外は真っ暗で何も見えないの?」
エリカ「わからないわ。時計も、携帯も持ってきてないし……」
エリカ「ちょ、ちょっと……」
エリカ「何よ。今あなたの言う通り何か意味が無いか考えて―――え?」
エリカ「どうしたの――――は?」
エリカ「……この教室、椅子なんて置いてあったっけ?」
エリカ「……机も、椅子も無かったはずよ。あったのは黒板だけ」
エリカ「なのに、今は目の前に椅子が3つあるわね……」
エリカ「……もうわけわからない」ハァ…
エリカ「それは私も同じよ……」
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