34: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/06/23(日) 01:58:46.84 ID:+nuVNca90
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チュンチュンチュン
エリカ「……」パチッ ムクリ
エリカ「……夢ぇ?変な夢にもほどがあるわね……ってもう朝じゃない」
ダダダダバンッ!!
レイラ「エリカちゃんおはよう!!」
エリカ「ノックも無しに入ってくるんじゃないわよ。朝っぱらからうるさい子ね……」
レイラ「あーっ!!エリカちゃんまだパジャマ―!?ダメじゃない!!」
エリカ「んな事あなたに言われる筋合いは無いわよ……ていうか何の用よ。まだ登校するには早いわよ。だからといってあなたと遊んでる暇も無いんだけど」
レイラ「何言ってるの!!今日はエリカちゃん隊長就任の日でしょ!!早めに学校行って色々やる事あるでしょ!!なので親友の私がお迎えに上がりました!!」
エリカ「……いやあなたが迎えにくる必要なくない?」
レイラ「いいから!!早く着替えて学校行こう!!」
エリカ「朝ごはん……」
レイラ「行く途中でコンビニ寄ればいいでしょ!!」
エリカ「そんなの不健康よ……」
レイラ「寝坊した人が言えるセリフじゃないよそれ!!」
エリカ「寝坊って時間でも無いでしょ……やっぱ朝からうるさいわね」
レイラ「エリカちゃんには言われたくないよ……ほら早く早く!!」
エリカ「はいはい。着替えるから外で待ってなさい」
レイラ「はーい」
エリカ「あ、レイラ」
レイラ「何?」
エリカ「えーっと……あった。これ、返すわ」ポイ
レイラ「あ、貸した漫画。ちゃんと読んでくれた?」
エリカ「一応読んだけど……あなたコッテコテの少女趣味してるわね……胸焼けすると思ったわ」
レイラ「女の子なんだから当然でしょ!!エリカちゃんだってそのうち恋に興味をもつお年頃になるよきっと」
エリカ「私は当分そういうのは良いわよ……少なくとも黒森峰(ここ)にいるうちは」
レイラ「そんな事言って、行き遅れても知らないんだからね」
エリカ「余計なお世話よ」
レイラ「私以外友達がいなくなっても知らないんだからねっ!!」
エリカ「……まぁ、別にいいわよ」
レイラ「もーーー!!」
エリカ「ほらほら、さっさと出ていきなさい。着替えを人に見せる趣味はないの」
レイラ「むーっ!!」
エリカ「……あ、レイラ」
レイラ「……何?」
エリカ「………………これからもよろしくね」
レイラ「―――うんっ!!エリカ隊長!!」
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