22: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/06/23(日) 01:25:59.07 ID:+nuVNca90
Cエリカ「やりたくなければ断ればよかったのよ。副隊長という立場を受け取っておいて誰かに責任転嫁するような真似、許されるわけないでしょ。それはとても卑怯な事よ」
Nエリカ「……ごめんなさい。その通りだわ」
Cエリカ「……覚悟しなさい。隊長という立場は副隊長なんかよりずっと過酷で、何よりも強さを求められる場所よ。
生半可な気持ちで上に立たれたら、下の人たちが可哀想だわ。いやならさっさと頭下げて他の人に代わってもらいなさい」
Nエリカ「……ええ、わかったわ。ちゃんと考えるわ。今の事も、これからの事も。私だって、優勝したいもの。あの子と、隊長に恥をかかせないように。何よりも私のために」
Cエリカ「……なら、私がこれ以上言う事はないわ」
Aエリカ「はぁ……いちいち喧嘩になりそうな空気作らないでよね……」
Nエリカ「……何も、起きないわね」
Aエリカ「ええ……何か言い足りない事とか無い?」
Cエリカ「何度聞かれても私が持つまほ隊長への印象や言葉は変わらないわ。強くて、凛々しくて、私の憧れの人よ。それ以上はあってもそれ以下はありえないわ」
Aエリカ「なら……」
Cエリカ「私はこれ以上言うことは無いし、Nの私もさっきので充分でしょ。だったら残りは一人でしょ」
Aエリカ「私か……」
Nエリカ「何かまほさんに思うところとかない?こんなところを尊敬してるとか……あるいは」
Aエリカ「私も……大体はあなた達と同じよ。尊敬しているし憧れているし、あの人のように強くなりたいって思ってる。でも……いえ、なんでもないわ」
Cエリカ「また歯切れの悪い……いい加減にしなさいよ。そこのもそうだけどアンタ、格段に辛気臭いわねぇ。もっとシャキッとしなさいよ!!隊長なんでしょ!?」
Aエリカ「逆になんであなたはそんな暑苦しいのよ……」
Nエリカ「同感。戦車に乗ってるわけでもないのにそんな大声だして頭痛くならない?」
Cエリカ「うるさいわよっ!!」
Aエリカ「はぁ……さっき言ったでしょ?私の世界だともうすぐ冬季大会が始まるの」
Cエリカ「ええ。いいじゃない、新生黒森峰の実力を見せる絶好のチャンスよ」
Aエリカ「気軽に言ってくれるわね……周りの学校はみんな夏季大会の時と同じメンバーの中、黒森峰にはたいちょ、まほさんはいない……」
Nエリカ「……」
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