8: ◆idiDHwDMwc[saga]
2019/06/22(土) 04:40:43.51 ID:F45wGtj90
提督「なぁ、赤城、秋刀魚の刺身がふつうは何日持つか分かるか?」
赤城「へ?」
提督「実はな、もう秋の秋刀魚漁のときにそういったことは試みてるんだ。しかし、戦闘糧食ほどうまくはいかなず長くても一ヶ月ぐらいで食べれなくなってしまうんだよ」
赤城「でも、缶詰は――」
提督「缶詰は保存が利くに決まってるだろ」
赤城「うっ……それはそうですけど……でもちょっとでも保存が利くようになるならいいじゃないですか、やりましょうよ」
提督「いやいや、妖精さんも開発だとかで忙しいのにそんなことまでもしてもらうのはなぁ」
赤城「『そんなこと』程度のことじゃないです! もしこの鎮守府まで食料を運んでくる輸送船がやられたりしたときのためにも備蓄はある程度しておくべきです」
提督「うーん……確かになぁ」
赤城「ね? だから、どんなものがどれぐらい保存期間を延ばせるのか確認しておきましょうよ」
提督「……分かった。やってみるか」
赤城「さすが提督です!」
提督「それならどれぐらいで悪くなるのかは明石に計ってもらうとして、実験に協力してもらう艦娘を何人か決めないとな。……長波は決まりとして他にはだれかいいと思う艦娘はいるか?」
赤城「え? なんで長波を呼ぶんです? それに協力してもらう艦娘ってどういうことですか?」
提督「いや、料理するなら艦娘にしてもらうしかないだろ。俺はおにぎりとか簡単なものしか作れんぞ」
赤城「むむむ……私の目論見が……」
提督「? とにかく毎日、戦闘糧食の改修をしてもらってる長波ならなにか特殊な効果も期待できるかもしれない。それとの対比のためにももう一人ぐらいは艦娘を用意したいんだ」
赤城「むー……それなら川内とか足柄とかどうです? 料理上手らしいですよ」
提督「その二人なら俺ももうそんなに揚げ物食える年じゃないからな、川内にするか」
赤城「おじさんみたいですね」
提督「おじさんなんだよ!」
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