【アイマス】滄の惨劇-SS速報VIP

【アイマス】滄の惨劇

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114: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:00:23.30 ID:qVSsup/m0
「キーボックスの中は見た目には響の部屋のものだけがなくなってる状態よ。でも実際は違う。

あずさの部屋の鍵がある場所にはカギＡ……つまり”あずさの部屋のタグがついた、響の部屋の鍵”が残ることになる」

「ああ…………」

以下略 AAS

115: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:08:30.66 ID:qVSsup/m0
「それは…………」

伊織は一瞬、口ごもったあと、

「そうだと、思うわ……」

以下略 AAS

116: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:12:07.37 ID:qVSsup/m0
彼女らしくない意味深長な物言いに、春香たちは訝るように２人を見守る。

「さっき言ってたじゃないか。あずささんを殺せるのは響かプロデューサーのどっちかだ、って」

「ええ、それが何だっていうのよ？」

以下略 AAS

117: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:14:54.46 ID:qVSsup/m0
談話室を取り巻く空気は一変した。

伊織の推理は筋が通っていたが、美希の言うように証拠がなかった。

そのため頷きはしたものの、誰ひとり響が犯人であるという考えに同意する者はいなかった。

以下略 AAS

118: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:28:51.29 ID:qVSsup/m0
「それにしても、伊織があそこまで言うなんて……」

呟く春香の表情は少しだけ怒っていた。

「ひびきん、本当に大丈夫？」

以下略 AAS

119: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:31:49.03 ID:qVSsup/m0
「響は犯人にされてもいいの？　やってもないのに、やったことにされるんだよ？」

「………………」

「伊織だけじゃないの。犯人の正体が分からないから、みんな不安になってる。早く正体を知りたいって思ってるってことなの。

以下略 AAS

120: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:33:58.12 ID:qVSsup/m0
「響、大丈夫？　かなり強く言われてたけど……」

「うん、もう平気だぞ」

「そう……ごめんなさい。無理やりにでもあの子の言葉を遮るべきだったんだけど……」

以下略 AAS

121: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:38:50.75 ID:qVSsup/m0
「いいんだ、真。自分はやってない。これ以上、言うことなんてないぞ」

今度は彼女は退かない。

冷たく突き刺さるような視線を叩きつける今の響は、ステージの上の彼女――ダンスで多くの観客を魅了するクールな――そのものだった。

以下略 AAS

122: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:58:30.16 ID:qVSsup/m0
「私たちの中に犯人がいないとは言い切れない、と言ったけど……それは状況的な証拠を指してのことなの？」

「……どういう意味？」

「律子の言い方だと、私たちを殺人を犯せるような人だと見ている、ということになるわ」

以下略 AAS

123: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 23:04:02.76 ID:qVSsup/m0
「ちょっと、律子。他に何か隠してないでしょうね？」

「な、ないわよ！」

「どうだか…………」

以下略 AAS

124: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 23:07:28.19 ID:qVSsup/m0
「別々に行動することで、お互いに疑い合ったりしないかな……」

「なんでそう思うの？」

「だって２つのグループに分かれたとしても、他のグループのことは見えないんだよ？

以下略 AAS

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