【アイマス】滄の惨劇-SS速報VIP

【アイマス】滄の惨劇

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107: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/01(月) 22:57:20.64 ID:q2C3ZNUL0
「ね、ねえ……？　なに……何があったんですか……？」

雪歩が今にも泣きそうな顔で問う。

「ハニーが……！　ハニーが…………！！」

以下略 AAS

108: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/01(月) 23:04:33.01 ID:q2C3ZNUL0
その様子をやや離れたところから見ていた春香は管理人室に向きなおり、

「ウソ、ですよね…………？」

呟きながらゆっくりと歩を進めていく。

以下略 AAS

109: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 21:38:29.30 ID:qVSsup/m0
　１４時２１分。

再び全員が談話室に集まる。

律子は拝むように組んだ両手に額を押し付け、ぶるぶると震えている。

以下略 AAS

110: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 21:43:01.87 ID:qVSsup/m0
「あの……プロデューサーが見た人影のことも解決してないんじゃ…………」

囁くような雪歩の声はほとんど聞きとれない。

だが近くにいた貴音はそれを受けて、

以下略 AAS

111: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 21:48:53.72 ID:qVSsup/m0
彼女は唇を僅かも動かすことなく、

「――響」

恨むような声で言う。

以下略 AAS

112: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 21:51:22.72 ID:qVSsup/m0
「たしかにあの時、プロデューサーはスペアキーを使ってたわ。あずささんの部屋には鍵がかかってたから」

「だったら自分は無実じゃないか！　伊織の言ってることは矛盾してるぞ！」

「矛盾なんてしてないわよ。あんただってスペアキーを使おうと思えば簡単にできるんだから」

以下略 AAS

113: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 21:57:02.83 ID:qVSsup/m0
伊織はしばらく黙っていたが、小さく息を吐くと、

「安心してるように見えるわよ？」

厭らしい笑みを浮かべて言った。

以下略 AAS

114: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:00:23.30 ID:qVSsup/m0
「キーボックスの中は見た目には響の部屋のものだけがなくなってる状態よ。でも実際は違う。

あずさの部屋の鍵がある場所にはカギＡ……つまり”あずさの部屋のタグがついた、響の部屋の鍵”が残ることになる」

「ああ…………」

以下略 AAS

115: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:08:30.66 ID:qVSsup/m0
「それは…………」

伊織は一瞬、口ごもったあと、

「そうだと、思うわ……」

以下略 AAS

116: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:12:07.37 ID:qVSsup/m0
彼女らしくない意味深長な物言いに、春香たちは訝るように２人を見守る。

「さっき言ってたじゃないか。あずささんを殺せるのは響かプロデューサーのどっちかだ、って」

「ええ、それが何だっていうのよ？」

以下略 AAS

117: ◆e85MZF7Uug[sage saga]
2019/07/02(火) 22:14:54.46 ID:qVSsup/m0
談話室を取り巻く空気は一変した。

伊織の推理は筋が通っていたが、美希の言うように証拠がなかった。

そのため頷きはしたものの、誰ひとり響が犯人であるという考えに同意する者はいなかった。

以下略 AAS

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