56: ◆lzviyyuS8U[saga]
2019/06/21(金) 22:06:23.65 ID:NxjYksXj0
黒ウォズは急いで走り、村から少し離れた山小屋にたどり着いた。
小屋の前には焚き火をしている男がいた。
背中には鉄パイプと猟銃、腰には鉈を下げた男のしている焚き火には皮を剥いで内臓を出したウサギやトカゲが棒に刺さって焼かれており、今まさにトカゲを食べている最中だった。
黒ウォズ「これはこれは浅倉。」
名前を呼ばれた男は背中の鉄パイプを抜こうとしたが、声の主に気づき手をとめる。
浅倉「ああ?なんだ、ウォズか。何しに来た。」
黒ウォズ「手伝って欲しい事がある。」
そう言いながら浅倉の横に腰掛けた。
浅倉「俺みたいなアウトローにか?」
黒ウォズ「ああ、内容を教える。狩りだ。しかもとびきり大きな狼だ。」
浅倉「狼か。強いのか?」
黒ウォズ「ああ、背もお前か、それ以上ある。」
浅倉「なるほど。いいだろう。」
そう言うと浅倉は焼いてたウサギを丸呑みに近い形で食べ、ウォズの案内で走り出した。
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