43: ◆lzviyyuS8U[saga]
2019/06/21(金) 11:03:17.18 ID:W3RVPv30O
むかしむかし、あるところに、とても可愛らしい女の子がいました。名はコヨミと言います。
そのコヨミは、いつもお気に入りの赤いビロードのきれで、作られたずきんを被っていました。
そのずきんがコヨミにとても似合っていたので、みんなはコヨミのことを、「赤ずきん」とよぶようになりました
黒ウォズ「祝え!赤いビロードのきれから作られし頭巾を被り、稀にみない程似合いし少女!その名も''赤ずきんコヨミ''!!!まさに生誕の瞬間である!」
コヨミ「もう!恥ずかしいよ!ウォズさん!」
ある日、いつも大事そうに本を抱えている育ての親のウォズに呼ばれ、こう言われました。
黒ウォズ「コヨミ、実はおばあさんが病気になってしまってね?おばあさんは君をとても可愛がってくれている。だから、 お見舞いに行ってくるといい。きっと、喜んでくれるだろうからね。」
コヨミ「はい、ウォズさん。」
黒ウォズ「それではこのケーキと、上質なワインを持っていくといい。気にいるはずだ。」
コヨミがおばあさんのところへ一人で行くのは、はじめてのことだったので、黒ウォズは心配でたまりません。
でも、黒ウォズには用事があって、一緒に行けないのです。
黒ウォズ「いいな?途中でみちくさをしてはいけない。それから、オオカミに用心するのだぞ?オオカミはどんな悪いことをするかわからないから、話しかけられても、知らん顔しているのだぞ。」
コヨミ「はい、ウォズさん。大丈夫よ」
コヨミは、黒ウォズを安心させるように元気よく、「いってきまーす!」と、いって、出かけていきました。
狼役↓1
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