37: ◆lzviyyuS8U[saga]
2019/06/21(金) 00:12:31.16 ID:W3RVPv30O
そう答えた瞬間、ドッと笑いが起きました。
霧彦「はっはっは!!!君随分ユーモアがあるね。君はどっからどう見ても僕らと同じじゃないか。」
何故笑われてるのか意味が分からない一海はふと水面に目を伏せると、そこに写っていたのはみにくいアヒルの子ではなく、あの日うつくしいと感じた白鳥だったのです。
一海「どういうことだ‥俺はアヒルじゃなかったのか‥白鳥‥だったのか‥」
一海は気がついていなかったようだが、冬の間に羽が抜け替わって美しい白鳥へと姿を変えていたのです。
デネブ「やあ!新人君!俺の名はデネブ!あっちにいるのが侑斗だ!」
侑斗「うるせえぞ!デネブ!」
デネブ「まあ、ああ言ってるけど侑斗は本当はいい奴なんだ。そうだ、お近づきの印にキャンディーでもどうぞ。」
一海「あ、ああ。サンキュー。」
霧彦「おおう、デネブ。こいつ面白いだろ?さて、新人君。名前は?」
一海「一海だ。」
霧彦「よし、じゃあ今日からお前はかずみんな。それと食べてる最中悪いけどリーダーからで今から場所移動するらしい。一緒に来なよ。」
一海「いいのかよ。俺は余所モンだぞ?」
デネブ「気にしちゃダメだ。ほらこっちこっち!」
それから一海は白鳥の群れに入り、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
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