西住まほ「おいら、ボコだぜ!」
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14: ◆DLwRpsYLYI[sage]
2019/06/20(木) 01:38:05.94 ID:AXmJ8DO/0
小梅「……皆さん、ではこの着ぐるみについて説明しますね。先ず、これは一人では脱げません。私のスマフォを介してロックを掛けますから、着たら終わるまでどんなに激しく動いても脱げませんから覚悟してください」

優花里「…………」ゴクリ

小梅「そして、その頑丈なロックのお陰で完全防水と完全防音を両立しています。着ぐるみの中でどれだけ騒いでも外に音は漏れません。温度と湿度の調整は中に仕込まれている機械がしてくれます、排熱処理等も自動ですから安心してください」

エリカ「その気密性で排熱処理とかどうやってやってんのよ、なんかおかしくない!?」

まほ「エリカ! ……特殊カーボンだから、細かいことは気にするな!」カッ

エリカ「あ、はい……」シュン

小梅「続けますね。完全防音ですが、外界の音は機械で拾って中で流れるようにしてあります。視界も同様です。着てみると分かりますが、ほぼ生身の感覚に近くなると思ってください」

まほ「ふむ、お母様も余程あの動画を拡散されたくないと見える……素晴らしいものを送ってくれたな」

小梅「そして、この着ぐるみは外からの刺激や声でその都度AIが情報を取捨選択し、ボコの声色で喋ってくれます。このように……」ボコッ

ボコ「おいら、ボコだぜ!」

優花里「これは……凄いでありますなぁ! えい! えい!」ボコッ ボコッ

ボコ「結構効くぜ! おまえ、見所あるぜ!」

エリカ「これ本当に凄くない!? こんな着ぐるみ見たことないわ!」ビックリ

小梅「凄いですよね! えーと、そして最後に、この四人はインカムで常時会話出来るようにしてありますから、トラブル等がありましたら直ぐにお知らせください。これで以上です、では隊長……!!」

まほ「……残念ながら、私の説得ではボココラボを誘致するに至らなかった……が、しかしこうしてボコの着ぐるみを3つ用意することができた! 開発の間に合わなかった物もあるが、皆……このボコフェスを成功させるために……力を貸してくれ!」

優花里「隊長! やってやりましょうよぉ!」フンスフンス

エリカ「まぁ、私は与えられた任務はきっちりやりますよ」フンッ

まほ「よし、総員着ぐるみを纏え! 『ボコになってみほをもみくちゃにしてみ隊』……出撃する!」


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