7:名無しNIPPER[saga]
2019/06/18(火) 23:56:51.11 ID:2+eK45Jl0
そういうと、ふたりの男女は、こちらに顔を向けた。
「話聞いてたよな」
佐々木は誰にも好かれそうな好青年のような笑みを浮かべている。
盗み聞きをしていたわけではないけれど、
隣で喋っていればいやでも耳に飛び込んでくるはずだ。
それを分かってなお、佐々木は僕に意見を求めているんだろうか。
そういう意味でも、僕は佐々木が嫌いだった。
「たぶん、アニメの見過ぎとかじゃないかな」
僕は話題を断ち切るように、一言だけ告げる。
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