33:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:06:00.62 ID:uhXYX38U0
「死んだらどうすんだよ」と僕は言った。
「死なないよ。だって、助けてくれるってわかってたから」
あんまり己惚れるなよ、と言いかけて僕は口を噤んだ。
彼女の言い分は決して間違いではなかった。
たぶん、僕もそうしてしまうと自分でもわかっていたからだ。
「だけど死ぬんだよ人って、わりとあっさりと」
「まあね」と蒼井はこたえた。
そう言った彼女があまりにもきれいな顔をしているものだから、
僕はこらえきれずに笑ってしまった。
40Res/18.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20