◆きみが身体をみつけたら
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23:名無しNIPPER[saga]
2019/06/19(水) 00:16:14.50 ID:qOvrccx90

僕は、どさりと彼女の隣に座りこむ。
すると蒼井は口角を歪ませて笑う。

「帰るんじゃなかったの?」

「気が変わった」

「へえ。少しは物分かりがいいんだ。意外だった」
「その減らず口は生まれつきか? 
こっちも意外だったよ。
普段は取り繕ってるつもりかは知らないけど、
危うくだまされるところだった」

「君、ずいぶんと毒舌なんだね」

どっちがだよ、と言いかけて僕は口を噤む。
さっきから調子が狂わされてばかりだ。




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