14:名無しNIPPER[saga]
2019/06/19(水) 00:07:37.82 ID:qOvrccx90
「さて、今日もお前に飯をやろう。いいか、よーく見ておけよ」
小林の好物は、丸々太った金魚だ。
そいつらは、裏庭のため池の中で悠々と泳いでいる。
しかし、生徒が立ち入らないようにと、
ため池との隔たりを作るような網格子が備え付けてある。
だが、僕にとってはそんな壁を超えることなど造作もないことだった。
僕は足元に転がった小石を一瞥した後、
ため池の中で泳ぐ金魚の姿を想像する。
血だまりのような、鮮やかな赤を思い浮かべ、僕は『入れ替え』を行使する。
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