324: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:15:17.10 ID:5i4lUinv0
「一昨日、告白されたんだ」
真美の表情を見て、声を聞いて、兄ちゃんも少し落ち着いたみたい。
ステージの方を気にしてたから、大丈夫だよ、って言ったら、話し始めてくれた。
「最近、何かと理由をつけて誘われてたんだ。大学時代の同期でね」
「うん、知ってる」
「マジかよお前スパイか何かか」
「真美の目は、いついかなる時でも兄ちゃんクンを見張っているのだよ」
そう胸を張って言うと、兄ちゃんも思わず小さく吹き出した。
事務所での会話を盗み聞きしただけだけど。
「風呂もか」
「別に見張ってもいいけどさ、ふつー逆じゃない?」
「お前は事務所から前科者を出したいのか」
ああ、すっごく久しぶりかも、この感じ。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20