209: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:59:53.14 ID:l0zubfjX0
目の前にはでんっと、おっきなハートのグラス。
……頼んじゃったものは仕方ないから、飲むしかないよね。
210: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:00:22.17 ID:l0zubfjX0
ストローをちょっと咥える。
目線を少し上に上げると、兄ちゃんと目が合った。
211: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:00:57.52 ID:l0zubfjX0
「ごちそうさまでした!」
「真美ちゃん、また明日ねー」
212: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:01:29.09 ID:l0zubfjX0
すると、兄ちゃんがいつもと違う道を指さした。
「今日はこっちの道から帰るか」
213: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:01:57.40 ID:l0zubfjX0
歩いてる時、ふと兄ちゃんが真美の頭を凝視してきた。
え、なになに、ゴミでもついてんのかな?
214: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:02:32.77 ID:l0zubfjX0
「ふふん、真美だってオトナの階段登ってるんだぜー」
「そうなんだな……」
215: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:03:05.79 ID:l0zubfjX0
そうなんだよ。
最近、兄ちゃんがぎこちない。
216: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:03:39.97 ID:l0zubfjX0
「慌てたりする兄ちゃん見てるのは楽しいけど、ちょっと距離も感じるんだよね」
「そうかしら? これまで通り、仲良し二人に見えるわ」
217: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:04:24.74 ID:l0zubfjX0
そこで真美は、一計を案じた。
秋、まだ夏の暑さが残る時期。
218: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:04:51.53 ID:l0zubfjX0
すっごい数の人。
あらかじめ待ち合わせてないと絶対合流できないっしょ。
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