175: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:12:19.01 ID:l0zubfjX0
「そんな大切なものを弄んだのに」
兄ちゃんの声が、また少し震えた。
「なんで、お前……そんな風に笑えるんだよ……」
ぽたり、ぽたり。
当たる何かはとってもつめたい。
でも腕を伝っていくそれは、真美には心地良かった。
「真美だって今、何とも思ってないから笑ってるわけじゃないよ」
当たり前じゃん。
辛かったよ。
あの歌詞を作った時、兄ちゃんは真美を見てくれてなかった。
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