4:伊丹 [sage]
2019/06/16(日) 23:10:38.75 ID:LpkB5FKZ0
「のり子、春香からクッキーの差し入れがあったんだ。どうだ?」
「お、やった♪もーらい!」
そういってひょいっと1枚つまんで口に放り込む。バターの香りが口いっぱいに広がる。
おいし♪ さっすが春香!
「ふふっ♪のり子ちゃんったら。今お茶を入れるから、座って食べてね。」
「あ、いっけない。行儀悪いよね。」
そんなアタシを歌織さんは気にする風でもなく、
慣れた手付きで紅茶のはいった透明なティーポットを少し揺する。
ポットの茶葉はきれいに広がっていて、
何度か間をおいてカップへ注いでいくと、踊るように茶葉が舞う。
アタシが淹れてもこうはならないんだろうなってまじまじ見ちゃう。
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