35:伊丹 [sage]
2019/06/16(日) 23:49:30.83 ID:LpkB5FKZ0
それからショッピングモールを出て占いのお姉さんがいた、あの裏通りへきた。
写真を撮ろうとしたバツに、カフェに連れて行くようにお願いしたら、あっさりOKもらっちゃった。
アタシたちは窓際の気持ちいい風が通る席へ座る。
時代遅れな大きなスピーカーからはゆるいジャズのレコードがかかってる。
カウンターではヒゲを蓄えた主人が慣れた手付きでコーヒーをサイフォン抽出していて、いい香りを店内に振りまいてる。
そこまで広くない店内には客はまばらにいるだけで、静かすぎない、落ち着く雰囲気。
「へー、のり子はおしゃれなカフェを知っているんだな。なんか…空猫珈琲店のセットみたいだな!」
店内のレトロな調度品を眺めながら、あたしと同じような感想を漏らすP。
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