77:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:06:03.07 ID:dK9WPJhfO
ミサト「私もね、これでも昔好きな人がいたの」
ミサト「でもある日ふと気づいたわ」
ミサト「私はその人のことが好きだったんじゃなくてーーただ父親の面影を重ねていただけだったんだ、って」
78:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:09:41.21 ID:dK9WPJhfO
ミサト「……正直なところ、私はあなたたちの保護者代わりにはなりきれてない。
アスカが私を、保護者として認めてないことも、ちゃんと自覚してる」
アスカ「!」
79:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:11:06.66 ID:dK9WPJhfO
ミサト「人が誰かの代わりになることも、人を誰かの代わりにすることも、最初っから出来っこないの」
ミサト「出来もしないことに嫌悪感いだいたって、仕方がないのよ」
アスカ「……」
80:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:12:12.67 ID:dK9WPJhfO
ミサト「だからあなたも」
ミサト「不必要に自分を責めたりしないでいいの」
ミサト「ましてや、好きな相手を貶すような真似しちゃダメ。絶対に、ダメなんだからっ」
81:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:15:20.91 ID:dK9WPJhfO
アスカ「さっきも責任転嫁がどうとか言ってくれたけど、そもそもミサトが責任はシンジにあるとか言い出」
ミサト「ーーまだそうやっていい訳するつもり?」
アスカ「えっ」
82:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:18:15.42 ID:dK9WPJhfO
ミサト「そりゃ都合の悪いことを全部人のせいにしてれば楽でしょうけどね」
ミサト「あんたはほんとにそれでいいのっ」
ミサト「嫌なことから目を逸らして、逃げて、誤魔化してーー中途半端が一番よくないわよ!?」
83:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:27:37.43 ID:dK9WPJhfO
ミサト「ともかく」
ミサト「あなたは少し、シンジ君に対して強情っぱりが過ぎるわね」
アスカ「それはバカシンジが逐一私のカンに触るから……」
84:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 00:33:54.31 ID:dK9WPJhfO
アスカ「そんなこと言われたって……無理なもんは無理なのよ」
ミサト「たしかに、人は急には変われない。だからといって諦めるの?」
アスカ「じゃあ、どうしろってのよ」
85: ◆MzoIYE0fBBRx[saga]
2019/06/21(金) 16:15:21.96 ID:nfJk4B2IO
ミサト(シンジ)「どうしたんだい、アスカ。鳩が豆鉄砲食らったような顔をして」
アスカ「…………なに、やってんの?」
ミサト(シンジ)「ミサトさんが僕のお面を付けたみたいだよ」
86:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 16:58:16.06 ID:nfJk4B2IO
アスカ「あ ほ く さ」
アスカ「考えが安直過ぎ」
アスカ「いくらシンジの口調を真似て、仮面をつけたところで、中身はミサトじゃない」
87:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 17:09:53.26 ID:nfJk4B2IO
アスカ「ーーよし。このミサト(シンジ)を映画に誘えばいいのね。楽勝よ」
ミサト(シンジ)「……いや、気が変わった」
アスカ「はい?」
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