62:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:13:57.03 ID:MEY7muRjO
ミサト「ーー分かった。私はもうこの件については責めないし、言及しない。絶対に茶化さない」
ミサト「だから落ち着いて、ね?」
アスカ「……もう落ち着いてるわよ」
63:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:15:09.64 ID:MEY7muRjO
アスカ「……ダメなのよ」
ミサト「え?」
アスカ「ああいうのは、勢いが大事なのよ」
64:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:25:28.28 ID:MEY7muRjO
アスカ「そもそもこの電話自体、不本意だったし」
アスカ「私は最初から、やる気なんてなかったし」
アスカ「むしろあいつから掛けてこいって話だし?」
65:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:34:17.54 ID:MEY7muRjO
アスカ「…………ああ、なんだ。じゃあ結局私のせい、ってことになるじゃない」ボソッ
アスカ「ふふっ、なにそれ」
アスカ「シンジのせいにすら出来ないとか……なんて、無様」
66:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:37:30.04 ID:MEY7muRjO
ミサト「な、何ヘコたれてんのよ。アスカは悪くないわ」
アスカ「……じゃあ、誰が悪いってのよ」
ミサト「え、えと、それはーー」
67:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:50:39.05 ID:MEY7muRjO
ミサト「今のは、ほぼほぼシンジくんが悪いと思うわ。9:1でシンジくんに非がある。いやなんなら全責任はシンジくんにあるわね。だってあまりに鈍感過ぎたもの」
ーー本人がいないのをいいことに、好き勝手畳かける、ミサト!
もはや人としてどうかと思われかねない深度(りょういき)に踏み込む!
68:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:55:27.73 ID:MEY7muRjO
アスカ「こんな美少女と同居しておいて告白一つ寄越さないなんてどういうことよ」
アスカ「思考回路からしておかしいのよ、あいつは」
ミサト「その調子よ。そのままシンジくんの不満をぶちまけちゃいなさい」
69:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:56:08.40 ID:MEY7muRjO
アスカ「そもそもね」
アスカ「あのバカは、表面上は女に耐性がない、そこらの盛ったエロガキみたいな振る舞いを見せるけど」
アスカ「根っこのとこではさ。
70:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:57:20.89 ID:MEY7muRjO
アスカ「気づいてた? あいつが私や他の人間を命張ってでも助けるのはね」
アスカ「他人を見捨てることができる”自分”を受け入れたくないからよ」
アスカ「そんな”自分”を碇司令や、他の人に受け入れてもらえるとは思えないから、必死こいて他人に優しくしてるだけなのよ」
71:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 20:59:23.42 ID:MEY7muRjO
アスカ「そんなやつにちょっとでも義理やら感謝やら感じてた時期があったってのは、今じゃお笑い種ね」
アスカ「つまりあいつはね、鈍感なんかじゃない。ただ単に、他人に興味がないだけ」
アスカ「そんなのに告らせようなんて、無理な話だったのよ」
72:名無しNIPPER[saga]
2019/06/20(木) 23:52:35.42 ID:FkA5FUydO
アスカ「……あいつが恋愛に興味がないのなら、私だって惚れた晴れたに関心を抱かない」
アスカ「あいつが私を好きじゃないのなら、私だってバカシンジのことなんか好きにならない」
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