111:名無しNIPPER[saga]
2019/06/21(金) 18:44:26.30 ID:nfJk4B2IO
ミサト「私のものをどう扱おうが勝手でしょ。さっ、用がないなら向こういって」
加持「用ならちゃんとあるんだよな。これが」
ミサト「用があるなら、手短にお願い」
加持「仰せのままに」スッ
ミサト「…………なに、これ」
加持「ライラックの花束さ。いい香りだろ?」
ミサト「それ、アスカがシンジ君に買って来いって言ったやつ……」ボソッ
加持「知ってるのか? らしくないな。花より団子ってのは葛城のためにある言葉だろうに」
ミサト「うっさいわね、バァカ」
ミサト「……で。これはなに?」
加持「プレゼントさ」
ミサト「それこそらしくないわね。あんたが花束なんて」
加持「なに。とある少年から、『ライラック』の花言葉について相談されてな。それで調べてみたら、中々にいい言葉だったんで、俺も葛城に渡すことにしたのさ」
ミサト「……とある少年って、もしかしてシンジくん?」
加持「悪いな。クライアントの秘密は、漏らさない主義なんだ。信用第一の商売なんでね」
ミサト「……なぁーにが商売よ。この自由人気取りが。ほんとのあんたは、二人の上司に板挟みにされた中間管理職のおっさんみたいなもんじゃない」
加持「ははっ、手痛いところをついてくるなぁ」
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