【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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38: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/14(金) 23:14:43.43 ID:DTY4fa360

 春が終わり、夏が来て、アイドル部門の滑り出しは順風満帆だ。
 既にいくつかの部署に分かれて、第一弾、第二弾とアイドルたちを送り出している。

 ヨネさんが一足先に忙しくなる関係上、俺たちが集まれる機会はがくっと減った。
 伝え聞く話によると、彼は元気いっぱいのジュニアアイドルを束ねたり束ねられなかったりしながら、二人三脚(多人多脚?)で頑張っているようだ。


 あるいはまた、別の日に。

『あー、今日も無理っぽいわ。なんか俺もスカウトくらいしてこいって言われてよぉ』
「そうですか……」
『わりわり、今度昼飯奢るからよ。ったくあのクソハゲ言うだけ言ってなんも手伝いやがらねぇ……』

 上司への愚痴をぶちぶち零しながら、電話を切るタクさん。 
 あちらもあちらで、別の部署で仕事が増えてきているようだ。




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