【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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319: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/09/05(木) 01:57:25.41 ID:9I+qLSeE0

「ずっと、スカウトしたかったんでしょう?」
「……はい」
「それなら迷う必要はないじゃないですか。今がその時、ですよ」
「…………はい」
「私の時みたいに、ぐわーっと行っちゃえばいいんです。とーこさんに、とっこーですよ」

 そうか! ……ん? 特攻?

「特攻ってそれ玉砕するやつじゃ」
「あ、赤のれんが私を呼んでます。ちょっと行ってきますね♪」
「ちょおおおおおいおいおいおいそんな殺生な!! マジで一人で行けってんですか!?」

 軽やかに背を向けて、楓さんはウインクした。青い方の目が、いたずらっぽく輝いた。

「向こうで待っていますね。あの時みたいに」

 言うが早いか、霞みたいに消えてしまう。


 ……………………。




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