【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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257: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/31(土) 23:27:21.67 ID:zSc+xtMY0

 最低限の条件だけを通達し、柊さんの声が遠ざかる。
 俺の意思を尊重した上での、これが最後の譲歩なのだろう。

 忽然と現れ、常人にはまるでわからない「法則」を示し、指先一つで超常へ叩き込む。
 越えるかどうかは神のみぞ知る。人の器量でどこまでいけるか。
 柊さんも「そういう」存在なのだろう。今更疑うまでもない。提示されるのは徹頭徹尾あっちの都合だ。

 嫌というわけではない。慣れたし。
 運命みたいなもんと思えば諦めもつく。

 だが、こっちにはこっちの都合があるのだ。
 神様も妖怪も伝説も知るか。
 



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