【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
↓
1-
覧
板
20
173
:
◆DAC.3Z2hLk
[sage saga]
2019/07/27(土) 16:12:28.83 ID:aiDwMVos0
◆◆◆◆
細い雨が降っていた。
背中が凍えそうなほどに冷たい。
どうやら、雨に濡れた地面に横たわっているようだった。
頭にだけ、温かくてやわらかい感覚。
なんだろうと思って見上げると、高垣さんが俺を見下ろしていた。
目覚めてみれば、ここは元の桟橋。傘を差した高垣さんの膝枕。
「……Pさん」
彼女の手が頬を撫でる。暖かかった。
逆光で表情がほとんど見えなくとも、その手の感触で確信した。
彼女は、俺が知ってる高垣楓さんだ。
川面に反射したネオンが彼女の顔を照らす。
瞳の色は、両方とも碧色だった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
328Res/204.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560440032/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice