コッコロ「動物化の罠、ですか……?」 キャル「にゃお〜ん♪」
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11:名無しNIPPER[saga]
2019/06/12(水) 00:44:05.94 ID:xJmtanq/0
キャル「……」

サレン「うぅ……」

ペコリーヌ「気分は悪くないですか? どこか毛が濃くなっちゃってるとかはありません?」

スズメ「はわわっ!? お嬢さま、チェックいたしましょう……! 私が一本一本ていね〜いに毛抜きしますから!」

サレン「いいわよ……大丈夫だから……。それよりもコッコロ……。ほんっ……と〜〜にごめんなさいっ!」

キャル「……」

コッコロ「いえ、あの……わたくしのことはお気になさらず。それよりもサレンさま、わんちゃんになっていたときの記憶は……」

サレン「……はっきり」

ペコリーヌ「そうなんですか? じゃあじゃあっ、わたしたちでは味わえない新鮮な感覚を楽しめたんじゃないですかっ?」

サレン「まぁ、普通ではあり得ない視点とか、聞いたこともないような音とか、新鮮ではあったけど……」

サレン「その全てを恥ずかしさと申し訳なさが塗りつぶしてるわ……。こんなこと言うのもあれなんだけど、舐め回したのが知り合いの女の子でほんとによかった……」

コッコロ「そ、そうでございますね……。サレンさまは犬そのものの姿でしたし、わたくしも嫌ではありませんでしたよ?」

サレン「そう言ってもらえると助かるわ……。消えないトラウマなんて植え付けちゃってたらどうしようかと思っちゃった……」

スズメ「お嬢さまが怪しい方に保護されていたらと思うと……あわわわわ……! 今すぐ死んでお詫びを〜っ……!」

キャル「死にたい……」

コッコロ「キャルさま……わたくしからなにか言った方が、気が楽になるでしょうか……?」

キャル「ううん……いい……。迷惑かけてごめんね……。あと、しばらくそっとしておいて……」

コッコロ「はい……」


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