63: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/09/15(日) 22:51:54.39 ID:VqG4l+2oo
「……ふ、ふふふ。かつてかくれんぼマスターと名を馳せた私に勝負をしかけるなんて、いい度胸ね……。」
野山を駆け回る、というほどではないが、周囲の同年代がそうであったように、小さい頃のこのみは活発に遊ぶ方であった。
走ることは嫌いではなかったが、今と同じで運動神経が特段秀でてたりしているわけではなかったこのみは、
どちらかといえば鬼ごっこよりも隠れんぼをして遊んだものだった。
この子だったらこの辺りに隠れていそうだな、なんてことはよく分かったし、昔から隠れてる子を見つけるのは得意だった。
隠れる側になっても、全然鬼から見つけてもらえずに、最後に自分から出てくるなんてこともしばしばあった。
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