52: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/08/31(土) 00:34:31.52 ID:BiyDrPqgo
真美が今まさに投じたバレーボールは、4番と10番ピンだけを綺麗に残して、
向こう側で待機していた昴の手の中に吸い込まれていった。
「よっ、と。あ、このみもやらない?結構盛り上がるんだぜ、これ。」
「やりませんっ。」
「えーっ、すっごく楽しいぞ、このボウリング。」
「確かに楽しそうではあるわね……。って、そういう話じゃなくてね……。」
「なんだ、このみんか……。……セーフ。」
「いや、アウトよ、アウト!」
「おーっと、双海真美選手!スプリットを出してしまった!」
「ああ、もう。亜美ちゃんも実況ストップ!」
一度ペースに飲まれたら、もう収集が付かなくなりそうだった。
このみは早々に話を切り上げて、本題に入ることにした。
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