44: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/08/15(木) 20:59:42.36 ID:An8umD0so
このみは、握られた左手を見て、それを辿るようにして桃子と顔を合わせた。
このみの目を見据えていたその目は、寂しさのようなものを含んでいるようだった。
桃子はそれからすぐ目線を逸らした。
「その……。」
少しの間口ごもっていた桃子だったが、意を決したように前を向いた。
「その、桃子、応援するからね。」
「えっ……?」
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