191: ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/05/08(金) 22:12:50.31 ID:9DhA16vx0
「──でも、いいの。」
アイドルを辞めた先を想像出来ないのは、
きっと『アイドル』として叶えたい夢が目の前にあるからなんだ、とこのみは思った。
それは、今の自分が『アイドル』であることの、確かな証拠だった。
「だって、今の私は『アイドル』だから。先のことは分からないけど……。
私は、大切な人たちと一緒に、大切な今を歩いていきたい。」
「このみさん……!」
このみは、眉間のあたりがきゅうと熱くなるのを感じた。
目をぎゅっと瞑ったり、瞬きをしたりして、それからそっと深呼吸をした。
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