14: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/06/23(日) 22:27:18.49 ID:+aWMwZWyo
少しだけ間が空いて、それからまつりはゆっくりと口を開いた。
「……鶴さんはまじめで、人のことを大切にできて、それでちょっぴり臆病さんなんだって、姫は思うのです。」
「姫だったら。その大切な人と逃げちゃうのです。雪が降る道をふたり、えすけーぷ!なのです。」
まつりは、真っ直ぐにそう答えた。
普段のふわふわとしたまつりと変わらない口調だが、その目には芯の強さのようなものが垣間見えた。
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