146: ◆8s3Vqae61o
2019/06/10(月) 21:49:36.36 ID:N66EidO40
男「……」
お市「……」
男(間が持たない)
お市「男様、城内で浅井家との同盟の話が持ち上がっているのをご存知ですか?」
男「え、ええ。斎藤家への侵攻だけでなく、その後の信長様の上洛を考えれば、悪くない考えかと」
お市「……まだ口外してはなりませんぬが、貴方には話しておきたいのです」
お市「同盟のため、私は浅井家に嫁ぐことになります。重臣の皆様がそう話しているのです。ほぼ間違いないでしょう……」
男「えっ!」
男(い、いや、おかしくはない話だ。それに、戦国一ともいっていいお市様の美貌は広く知られている。外交では、大きな武器になるだろう……)
お市「私は、織田の人間として役目を果たさねばなりません」
お市「浅井家の当主の方は勇猛な若武者とも、実の父親から家督を奪い、当主に成り上がった強欲なお方とも聞きます。不安な気持ちは、正直な所大きいですね」
お市「でも、避けられない宿命なのですから、考えていても仕方ないのかもしれません……」
俺「……」
俺(織田の姫君であるお市様は、自分なんかよりも遥かに重いものを背負っているのだろう。そんな方が、俺にこの話を聞かせてくれたんだ。生半可な気持ちで言葉をかける訳にはいかない)
俺(これは重要な場面だ)
1,「お市様、貴方の本心をお聞かせください」
2,「暗くならず、もっと前向きに考えましょう」
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