192: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/06/06(木) 20:16:25.05 ID:WrefR8ekO
大男「……」ザッザッ
大男(今思えば、あの頃が一番綺麗な時間だった)
大男(…結局言葉が話せず、彼女と会話をしたことはなかったが)
大男(そのまま数ヶ月が経ち、あの方が突然やってきた)
大男(あの方は身寄りのない俺たちを引き取ると、丁寧に育ててくれた)
大男(………暗殺者として)
大男(彼女は諜報員として育てられた。少年兵の管理も兼ねているみたいで大変そうだ……最近事件があったようだが……)
大男(孤児の中から見込みのありそうな者を見繕い、裏で動かすことのできる私兵として育てる)
大男(あの孤児院がそういう施設だということは引き取られてすぐに知った)
大男(だが俺は嬉しかった。誰かが必要としてくれることの喜びは、代えられないものがあった)
大男(だから俺はずっとあの方の望むように動いてきた。あの方が右と言えば右、左と言えば左なんだ)
大男(それはこれからも変わらない)
大男「……」ザッザッ
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