156: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/06/06(木) 08:23:24.69 ID:WrefR8ekO
侍男「……」カチャ
シュインッ
侍男(刀装備)「……」
少年(えぇー!?そんなのありかよっ!?)
侍男「……?なんだお前、何をさっきから考えている?」
少年(やっべ、顔に出てた…?)
侍男「…心があるのか?」
侍男「ほぉ、面白いな。心を持つやつなんて、あいつだけかと思ってたが……そうか、だからあいつはお前を選んだんだな?」
侍男「分からないなぁ…なんで君はこんなムダなものに心を救われたんだろうね?」
侍男「…敵は皆殺しにすればいい。僕たちがまだ人だった頃、そう一緒に教わったよね。そのために、邪魔な"心"をなくす薬を使ってさ、僕たちは救われてたのに……」
侍男「君は鏡に映る自分を見て、ここよりも幸せに過ごしているんだとか言ってたっけ?今思えば、あの頃から君は、どこか遠い世界のことを夢見ていたんだ」
侍男「僕は笑ってたけどね(笑)、ククク…」
少年「………」
少年(なんだ…?やたら独り言が多いな……違う意味で怖くなってきた…)
少年(だがとにかく、今がチャンスか…!この隙に一発…!)バッ
少年「…!」ブンッ!
ヒュンッ!
少年「いぃ!?」ササッ!
侍男「……ふん、所詮はあいつのコバンザメ。お前ひとりの力なんて取るに足らないな」
少年(あっぶねー…!危うく足がなくなるところだった…!)
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