【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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234:名無しNIPPER[saga]
2020/04/06(月) 17:27:43.67 ID:6dzr4wPW0

カイウス「ぶはあっ!」ダッ


 ダース・カイウスはガス室から飛び出すなりくずおれて、床に四つん這いになった。
頭痛がする……動悸もだ。
目がチカチカして視界が定まらない。
ひたすら症状に耐えていると、誰かの手が肩に触れるのを感じた。
かろうじて顔を上げる。


リズマ「……」

カイウス「……リ、リズマ……」


 その手は冷たく、表情も凍りついているかのようだ。
俺は暗黒面に墜ちてでも彼女と一緒にいることを選んだ。
しかしその時思い描いた景色は、理想は、果たしてこんなものだったか。


グレイヴス「軟弱者めが。モラバンド苔の実験はヴァッタ・ガスの中でしかできんのだぞ」スタスタ


 ダース・グレイヴスがガス室から姿を現す。
さっきまで弟子と同じ環境に置かれていたはずだが、顔色一つ変えず平然としていた。


カイウス「も、申し訳ありません、マスター……しかしあれは、毒ガスでは……?」

グレイヴス「呆れ果てた不覚悟ぶりだな……こうなれば学科は後回しだ。基礎だけでもと思っていたが」


 マスター・シスは大儀そうに溜息を吐き、方針の転換を告げる。


グレイヴス「明日から戦闘訓練を始める。教義のために手を汚せば覚悟も決まろう」

カイウス「一体……何をせよと、仰るのです?」

グレイヴス「殺すのだ。マクシャリス・セレノーラント・ドゥークーを」


 王女の美貌が怒りに醜く歪む。


グレイヴス「奴は下郎の分際でこの私を謀り、帝国を釣る餌に利用した。ヤマタイト・シスへの大逆だ!」



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