【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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168:名無しNIPPER[saga]
2019/12/31(火) 17:53:03.39 ID:ur4JsFWG0

ネーア(妾が星の爆発くらいで死ぬと思っているのか。お生憎様ぞよ!)


 ネーアはその床下で邪悪にほくそ笑んだ。
彼女はシャトルが離陸する直前、その着陸脚にしがみつき、キャビンのすぐ下の領域に潜り込んでいたのだった。


ネーア(シンノの奴は妾と何年も付き合っててどうしてああも鈍いのじゃ。鈍いと言えばミコア、もといグレイヴスの奴も――)

グレイヴス「ふむ、ネズミが潜り込んだようだな」

ネーア「……」


 頭上でライトセーバーが鞘走る音がした。
永遠にも思える数秒。
着陸脚にしがみつくネーアのすぐ横に、赤い光が降ってくる。
赤い光が虚空で火花を散らした。


ニンジャコマンドーA『ピガーッ!』ガシャンッ


 そこの壁面にしがみついていたニンジャ・コマンドーが、急所を貫かれた状態で出現した。
たちまち機能を失い、着陸脚格納ハッチの上に落下する。
ネーアは思わぬ同居人がスクラップと化して足元に転がるのを恐々と見下ろした。


ネーア(……セ、セーフぞよ)


 そして気が抜けると、手が着陸脚に張り付いたまま動かせないのに気づいた。
凍りついている。
ここは極寒の宇宙と金属板一枚を隔てただけで、暖房もない極限の空間なのだ。


ネーア(セーフじゃないのじゃ……!まずい、寝たらダメじゃ、寝た……ら……)


 冷気はシス卿の全身を包み、疲労と合わさって、その意識を闇の中へ引きずり込む。
シャトルは白く輝くハイパースペースを抜け、暗黒の宇宙へと消えていった。



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