【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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160:名無しNIPPER[saga]
2019/12/14(土) 02:18:46.90 ID:35EuomrY0

シンノ「……ふざけたことを、ほざくな!」


 シンノの胸の中に残る最後の感情のひとかけらが爆発した。
亡骸を抱えたままライトセーバーを振りかざし、伸ばされた手を拒絶する。


シンノ「お前のせいじゃないか。全部全部、お前の嘘のせいじゃないか!この上また俺を騙すつもりか!」


 シンノは反駁しながらも、目から涙が溢れだすのを止められなかった。
こうして意地を張ったところで、シカーグ将軍も、リズマも帰ってきはしない。
今の彼にとって道理と正義はあまりにも虚しかった。


シンノ「これ以上そのくそったれの口が誰かを傷つける前に、俺がお前を、この手で……!」

グレイヴス「……シンノ、それ以上自分を傷つけるのはやめろ。見ていられん」


 グレイヴスは呆れたような、哀れむような微笑を浮かべ、悠然と歩み寄った。
シンノの震える手からライトセーバーをもぎとり、刃を収める。


グレイヴス「嘘はもう打ち止めだ、今の私は丸裸だよ……それに、今までもすべて嘘というわけでもない」


 シスは白魚のような手でシンノの頬に触れる。
その肌は柔く、ひんやりと冷えて心地良かった。


グレイヴス「クイナワで、そしてこのクマモッテで、私はお前の精神と才能を信じた。必ず助けに来ると。そしてお前はそれに応えてみせた」


 グレイヴスが目を細め、表情を優しげに綻ばせる。


ミコア「――だから、シンノ様。私は、あなたの仲間になれてよかった。あなたはとってもすごいお方です」



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